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【要点】トレードの訓練とメンタル [学習方法]

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知識、知能、知性についての明確な区別を述べている文章を
先日初めて読みました。

非常に興味深いので、それを使って書きます。



知識:「知識」とは、言葉で表せるものであり、書物やウェブを通じて学べるもの

知能:「知能」とは、「答えの有る問い」が与えられたとき、いかに早く、正しい答えを見出せるかという能力のこと

知性:「知性」とは、「答えの無い問い」が与えられたとき、容易に答えなど得られないと分かっていて、なお、その「問い」を粘り強く考え続ける能力のこと

 http://diamond.jp/articles/-/92236



筆者はビジネスについて述べていますが、トレードに関してもよくあてはまります。


トレードがこれらのなかでどの能力に深くかかわっているかは明瞭です。

知性です。



チャートが4本値を表現するものだとか、移動平均線が過去〇本分の価格の
平均値であるとか、などは知識に該当します。

これらの知識はあるにこしたことはありません。
というか、この程度は知っていないと箸にも棒にもかかりませんが。

やっかいなのは、トレードについて、ついつい「答えのある問」と考えたくなる
点です。

チャートを見ていて、あるタイミングになったらエントリーする、というような
トレードを行っているのですから、そう考えたくなるのは当然の心理です。

勝ちトレードで終わればいいのですが、負ければ、その原因をチャートリーディングに
求めたくなります。(チャートリーディングの有効性に関して、異論を持っているの
ですが、煩雑になりますので今回は触れないことにします。)

つまり、チャートリーディングの精度を高めようという努力を「極めたくなる」
わけです。
ある程度までの訓練は有効です。しかし、極めようというのは逆効果です。

これが「迷いの森」に入り込む第一歩です。

本来、「知性」で処理すべき問題を「知能」で解決しようというのですから、
ちぐはぐです。

仮に、過去とまったく同じ相場状況が再現されたとしても、同じ操作を
行ったとき、異なる結果が出るのは普通なのです。

よく考えると、これは受け入れにくい現象です。


例えてみれば、次のような話です。

あなたの奥さんは甘いものやお酒が好きで、漬物が嫌いだとします。
普通であれば、ケーキやワインを買って帰れば喜んでくれるでしょう。
しかし、せっかくよいものを選んで持ち帰っても、喜ぶどころか
怒り出すことさえあるし、漬物を見て喜ぶこともあるというような話なのです。

日常生活であれば、
「結婚記念日に、高級フレンチレストランの予約をとっておこう」
とか、
「最近、体重が増えてきたことを気にしていたから、電話をして確かめてから
ケーキを買うかやめるか決めよう」
とか、様々な工夫をすることで満足度を向上させられるものです。

トレードにおいても非常に似ていて、まずは適切な学習を積み重ねない限り、
勝てるはずはありません。
特に実際のトレード履歴の分析は必須で、勝っているトレーダーのものと自分の
ものを比較すれば、如実にその違いを理解できます。

同じ手法をやっていても勝てないという人たちは、実際のところ同じトレードを
やっていないのです。
だから、勝てていないのです。
やれていれば、まったく同じとは言わないまでも似たような成績を出せている
はずです。

繰り返しますが、適切な手法を採用していたとしても、勝てていないとしたら、
それはその手法通りにやれていないのです。
それを自覚するためには、実際に勝っている人のトレード履歴と自分の履歴を綿密に
比較する以外にありません。

勝っている人と負けている自分の「違いを生み出す違い」を自分の手で確かめること。

しつこく書きます。

必須です。




さらに、トレードにおいては、こうした努力にばかり目を向けると、
今度はスキル至上主義の罠にとらわれてしまいます。

スキルは高いに越したことはないけれど、いくらスキルを磨いても常に勝てる
わけではありません。

答えは存在しないのですから、いつもうまくいくような「解決法」も
原理上存在しません。
したがって、確率的に成果が残るような操作を繰り返すしかないのです。

勝とうとするのではなく、ルールに基づいて適切に「処理」を行うという意識の方が、
どちらかというと適しています。



「ある特定の状況になったら、そうする」のが自分の手法である。
そうするしかない。だから、そうする。

自分の手法では、「こういう値動きを取ろうというのだから、こうなったら
エントリーしないわけにはいかない。」

先ほどの例を使って言うならば、
奥さんの好きなものを買って喜ばそうという手法を採用しているならば、
金曜日の仕事帰りに奥さんの好きな高級カマンベールチーズが50%引きに
なっているのを発見したら、ワインと一緒に買って帰るしかないのです。(笑)

喜んでもらえるかどうかはわかりませんが、あえて見送る理由はありません。
まして、漬物を買って帰るというのはありえません。
そうするしかないのです。

喜んでもらえるかどうかという結果には執着せず、自分のいつもの
手法を適切に執行することだけに意識を向ければいいのです。

このときに、勝っているトレーダーの履歴を研究したことが役に立ちます。
過去において、必ず似たような状況があったはずです。
そのときにどんな操作をしたのかを見ればいいのです。
何通りかの事例がすぐに見つかるはずです。
それらから選択すればいい。

同じ結果が出ることを期待するのではなく、それが適切な処理の仕方だから、
そうするしかない。
この意識で淡々とやれるならば、メンタルはうまく機能していると言えます。


こうした経験を積み重ねていくうちに、直観や洞察力が磨かれていきます。
そうなると、いくつか想定できる選択肢から落ち着いた気持ちで選べるように
なっていきます。
(これも詳しくは後日書きたいと思いますが、何を選ぶかが重要であるのと同じように
どのような感情、どのような心境でそれを決断したのかもとても重要です。
焦ったり、恐怖を感じているときには得てしてひどい選択をしてしまうことが
よくあります。)


勝てるようになるというのは、こういう訓練の積み重ねです。


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