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オプショントレードのお誘い 4 売りの危険性 [相場観]

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本日は8月7日です。
相変わらず、日経平均に大きな動きはありません。

日経平均VIは低いところに張り付いたままです。
オプショントレーダーにとっては、ほとんど利益を期待できない
相場です。

つい、枚数を増やしたくなる場面ですが、それをやるのは一番
危険な場面でもあります。儲からなくても、我慢のときですね。


さて、

オプションを始めたときに、つい勘違いしやすいのが高い勝率を
得られる手法を必勝法と思い込んでしまうことです。

現物や先物、FXなどで、エントリーするたびに、逆行されて含み損に
耐える経験が多かった人ほど、放置していても自然と勝ててしまうので
喜びが大きいのです。

つまり、日経平均が届きそうもない水準のオプションを売る方法です。

ほとんどと言っていいくらい、勝てます。

毎月利益を計上できる経験を重ねますと、利益計画を胸算用するように
なります。

これが落とし穴です。



一般に、勝率の高い方法ほど、負けたときの損失は大きいものです。
特に、日経平均が届きそうもない外側のオプションほど、大きな変動が
あったときにプレミアムが盛り上がります。

東日本大震災の時、Putオプションを単純に売っていた人たちの多くが
たいへんな損失を被りました。
破綻した人たちも、当然のことながら珍しくありませんでした。

これが本当かどうかは分かりませんが、その様子はうかがえます。
http://blog.livedoor.jp/starwarosu/archives/51240606.html


日経平均と7500円のプットの価格を比較したグラフが時事.comに
ありましたので、それを引用させてもらいます。
https://www.jiji.com/jc/ad?p=kabuopu_tokushu02_02&g=adkikaku01

tokushu_kanrenz02_02_R.jpg

上記のリンク先に詳しい説明もありますが、かいつまんで説明しますと
以下のようになります。

3月1日時点で、6月限7500円Putには7円という価格がついていました。
これを1枚売った場合、SQ時点で7500円まで日経平均が下落していなければ
7000円の利益です。

しかし、東日本大震災が起こり、3月15日には1350円まで高騰します。
理屈のうえでは、7000円を稼ぐために135万円の含み損を計上したわけです。
そして、これも机上の理屈ですが、日経平均はこの年の6月時点で7500円
まで下落することはなかったので、このPutは無価値となっています。

ですが、証拠金がふくれあがったために、もし本当に売っていたとしたら
とんでもなくひどいときに買い戻しを余儀なくされたはずです。
あるいは、資金不足のために買い戻しさえ不可能な状況になってしまったと
想像されます。つまり、破綻です。

実際には、7000円では利益として小さいですから、10枚~20枚という単位で
売っていた人たちがたくさんいたようです。
証券会社も回収しきれず、多大なる損失を計上していました。
ひまわり証券がたちいかなくなったことは有名です。



したがって、オプショントレードで単純な売りを繰り返すと、ロシアンルーレット
のように、いつか確実に死にます。
しかも、一見安全そうに見える大外を裸で売ることが、もっともリスキーなのです。


オプショントレードに原理的に存在するかすかな優位性を生かしながら、
生き残る方法について次回から考えていきます。



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